• NO1~10
  • NO005 山ちゃん先生

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    1オーディション企画書

    タイトル

    「おもしろかった」の先が書ける本

    サブタイトル

    名作物語で「読む・考える・書く」がつながる7つの力

    著者略歴

    山ちゃん先生。小学校教員。教員歴24年。漢字検定準1級取得。
    長年、西郷文芸学に学び、文芸学理論にもとづいた物語文の実践を重ねてきた。「物語は人間学である」という考えを土台に、子どもが登場人物を一面的に決めつけず、ことばや表現に立ち止まり、自分の体験と結びつけて読む授業づくりに取り組んできた。
    授業実践、学習会、講座などを通して、延べ1000人以上の教師と教材解釈を語り合い、物語文の教材研究や発問づくりを伝えてきた。
    また、漢字検定準1級の学びを通して、漢字・語彙・ことばの成り立ちへの理解も深めてきた。
    24年間の授業実践と物語研究をもとに、難しい文学理論を小学生にも使える「7つの力」に置き換え、「おもしろかった」で止まっていた子どもから、自分の考えと自分の言葉を引き出すことを目指している。

    何のための本か?

    本書は、物語を読んでも、
    「おもしろかった」
    「かわいそうだった」
    「すごいと思った」
    で止まってしまう、小学校5・6年生、または読書好きな4年生が、自分で読み、自分で問い、自分の言葉で書けるようになるための本である。
    感想文があらすじばかりになるのは、子どもに感想がないからではありません。
    「物語のどこを見れば考えが生まれるのか」
    「感じたことをどんな言葉で表せばよいのか」
    を知らないことが大きいと考えられる。
    そこで本書では、名作を読むときに使える「7つの力」を身につける。
    1.題名から本質を問う力
    2.視点人物を見つける力
    3.人物像をとらえ、くり返しを読む力
    4.ことば・表現にこだわる力
    5.イメージ体験する力
    6.何が変わったのかを読む力
    7.自分の経験とつなげて言葉にする力
    読むことから問いが生まれ、問いから考えが生まれ、考えが自分の文章になる。
    読書感想文だけでなく、国語の記述問題や作文にもつながる、読解力・記述力・語彙力・想像力の土台を育てる一冊である。

    企画意図・趣旨

    物語を読んでも「おもしろかった」「かわいそうだった」で止まり、感想文になるとあらすじばかりになる。そんな子どもは、感じていないのではなく、「どこを見れば考えが生まれるか」「感じたことをどんな言葉で表せばよいか」を知らない。
    本書は、新美南吉『ごんぎつね』、宮沢賢治『注文の多い料理店』、有島武郎『一房の葡萄』を中心に、題名、視点人物、人物像とくり返し、ことば・表現、イメージ体験、変化、自分の経験との接続という「7つの力」で物語を読む。さらに情景描写、逆接表現、オノマトペ、比喩、感情語にも触れ、「読む」を「書く」へつなげる。
    文学は一つの正解を覚えるためではなく、問いに立ち止まり、自分なりに考えるための学びでもある。生成AIが整った文章や感想例まで示せる時代だからこそ、子ども自身が問いを持ち、自分の体験と結びつけて言葉にする経験を大切にしたい。
    認知科学の「記号接地」の考え方も背景に置き、借り物ではない「自分の言葉」を育てる。読書感想文のためだけでなく、読解力・記述力・語彙力を伸ばし、国語の学力と、これからの時代を生きる言葉の土台をつくる一冊である。

    読者層

    中心読者は、小学校5・6年生、または読書好きな4年生である。
    たとえば、
    「本を読むのは嫌いではないのに、感想文になると手が止まる」
    「気がつくと、ほとんどあらすじを書いている」
    「『おもしろかった』の次に何を書けばよいかわからない」
    「登場人物の気持ちを考えようと言われても、正解を探してしまう」
    「『もっと詳しく書いて』と言われても、どうすればよいかわからない」
    という子どもである。
    本書は、5・6年生が一人でも読み進められる言葉で書く。読書好きな4年生にも挑戦できるよう、昔のことばや難しい語句には説明を添え、問い・図解・感情語マップなどを使って理解を助ける。
    本を読むのは子ども、購入を判断するのは保護者・教師・学校図書館という二層の読者を想定する。
    保護者には、子どもに「もっと詳しく」と言う代わりに、考えを引き出す問いがわかる本として届ける。
    教師には、読解力・記述力・語彙力をつなぐ国語授業の補助資料として届ける。
    学校図書館には、読書感想文の季節だけでなく、年間を通じて使える読書支援本として提案する。

    類書

    『読書感想文が終わらない!』
    作:額賀 澪/絵:satsuki
    小5・小6を主対象とし、読書感想文をテーマにした児童読み物。子ども本人に向けた「書くこと」の市場を示す類書。
    『カンタン! 齋藤孝の 最高の読書感想文』
    著者:齋藤 孝/文:山室 有紀子/絵:Lia
    読書感想文の本選びや書き方のコツを、子どもにもわかりやすく伝える実用書。感想文に困る子ども・保護者という市場の直接的な類書。
    『もう一度読みたい 教科書の泣ける名作 新装版』
    編:Gakken
    教科書で親しまれてきた名作を収録した作品集。『ごんぎつね』『注文の多い料理店』など、名作文学そのものへの読者ニーズを示す比較対象。

    『小学校国語 読みのスイッチでつなぐ 教材研究と授業づくり 物語文編』
    編著:茅野 政徳・櫛 谷 孝徳
    教師向けに物語文の読み方と授業づくりを示す本。「物語をどう読むか」という方法面での比較対象。

    類似書との相違点

    類書には、大きく三つの方向がある。
    一つ目は、構成や書き出しなど**「どう書くか」を教える読書感想文本**。
    二つ目は、名作を収録・紹介して**「作品を味わう本」**。
    三つ目は、教師に向けて**「物語をどう教えるか」を示す本**である。
    本書は、そのどれとも違う。
    最大の特徴は、作文の型を教える前に、「感想が生まれる読み方」を子ども本人に教えることである。
    「何を書けばいいかわからない」

    「どこを見ればいいかわかる」

    「問いが生まれる」

    「感じたことを表す語彙が増える」

    「本文を根拠に考えられる」

    「自分の経験とつながる」

    「自分の言葉で書ける」
    という順番で、「読む」と「書く」をつなぐ。
    さらに、情景描写、逆接表現、オノマトペ、比喩など、「作者がどう書いたか」にも注目する。
    表現方法がわかると、自分も書ける。
    読むことで作者の技を知り、それを自分の文章にも生かす。
    また、感情のホイールの考え方を参考にして「感情語マップ」を使い、「うれしい」「悲しい」「こわい」だけでなく、「心細い」「申し訳ない」「ほっとする」「うらやましい」「誇らしい」など、細やかな感情の語彙を増やす。
    そして最後に、物語を自分の経験へつなげる。
    AIが整った文章を作れる時代だからこそ、その子自身の体験から出てくる、借り物ではない言葉を育てることが、本書最大の独自性である。

    この本が売れるためにご自身ができること

    出版前から、本書の核である「7つの力」をSNS・noteで連載する。
    「題名を読むだけで、感想は深くなる」
    「誰の目で読むかで、物語は変わる」
    「人物を一言で決めつけない」
    「表現方法がわかると、自分も書ける」
    「物語を頭の中で体験する」
    「何が変わったかを読む」
    「自分の経験とつなげると、自分の言葉になる」
    という7回シリーズを軸にする。
    さらに、
    「『ごんぎつね』で、思いが届かないドラマを読む」
    「『注文の多い料理店』で、言葉の読み違いを読む」
    「『一房の葡萄』で、罪悪感とゆるしを読む」
    「『こわかった』を5つの言葉に言い換えてみる」
    「オノマトペを見つけるだけで文章は変わる」
    など、親子でも試せる短いコンテンツを継続して発信する。
    保護者・教師向けには、オンラインで「『おもしろかった』の先が書ける読書講座」を実施する。
    出版準備段階から教師・保護者へのアンケートや子どもの試読を行い、「どこでつまずくのか」「どの問いなら言葉が出るのか」を検証し、その声を本書へ反映する。
    これまで学習会や講座で築いてきた教師とのつながりを生かして教育関係者へ告知するほか、学校図書館・学級文庫・読書感想文指導・国語授業の補助資料としての活用を提案する。
    夏休み前は読書感想文を入口に、年間を通しては「読解力・記述力・語彙力を育てる本」として発信し、季節商品で終わらない販売を目指す。

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