1オーディション企画書
タイトル
ピエロになった日
サブタイトル
人は、違う世界を見ていた
著者略歴
香世(かよ)
立命館大学経済学部卒業。野村證券、プルデンシャル生命など金融機関での営業職15年。FP資格保有。現在は「肌思考設計」を提唱し、講座・セッションを展開中。
人のことがずっと分からなかった。
当然だ。自分のことさえ、分かっていなかったのだから。
幼少期、習い事の場で「妹の方が才能がある」とコーチに言われた。その瞬間から、劣っていたくないという気持ちが静かに育っていった。大手証券会社、外資系保険会社——世間でいいと思われる場所を選び、「できる自分」「強い自分」を外側に積み重ねながら立ち続けた。
本来の自分とは違う「強い自分」を演じたまま営業の現場に立った。人は意外にも、その人らしさを肌で感じているものだ。だからこちらに対する違和感を感じ取っている。その小さな違和感が不信感になり、相手の安心につながらない。相手のシャッターが閉まったままの商談になっていることに、私は気づいていなかった。話せば話すほど相手との距離が開いていく。気づいた時には、誰も笑っていない舞台でピエロのように踊っていた。
うまくいかない。どうすればいいのか。そんな時に自己理解を始めた。自分が見えた気がして、希望も見えた。しかし同時に、認めたくない自分の姿も見えてきた。人にできることが自分にはできないのかと、絶望に似た感覚を味わうことになる。
あらゆる診断ツールを試してみた。入口としての気づきはあった。しかし診断で出た自分と、実際の自分のずれが気になった。なりたい自分、こうあるべきの自分——それは虚構の自分だったのだ。その絶望の先に、肌思考設計が生まれた。何に敏感で、何に傷つきやすく、何があると自然に動けるのか——それを知らないまま相手を見ようとしていたから、見誤っていた。自分のことが分かった時、初めて相手のことが見えてきた。自己理解が一度私を壊した。でもその壊れた先に、本当の出発点があった。
現在は、人が何に敏感で、何があると自然に動けるのかを、外観・行動・言葉から見立てる視点「肌思考設計」を提唱。営業・マネジメント・自己理解に関わる人へ向けた講座・セッションを展開中。セッション記録のために独自の7層構造ケースデータベースを設計。観察事実・本人の語り・見立て仮説・反対仮説・変更履歴を分離管理する体制を構築し、現在運用を開始している。
note創作大賞2026ビジネス部門応募中(前編65スキ・後編43スキ)。noteでは40本以上のビジネス記事を発表し、継続的に読まれている。
何のための本か?
「自己理解が、一度私を壊した。」
世の中には「自分を知れば人生がうまくいく」という本が大量にある。でも私の経験は逆だった。自己理解したら、一度絶望した。なりたい自分と、本来の反応が違った。だから自分を理解することは、自分を肯定することではなく、自分を見誤らないことだった。そして自分を見誤らなくなったとき、相手も見誤らなくなった。
営業・マネジメント・人間関係(親子、夫婦、ビジネスパートナーなど)で、なぜ伝わらないのか、なぜ動かないのかと感じながらも、人との関わりを努力してきた人へ。
人はそれぞれ、違う世界を見ている。同じ場所にいても、見えているものが違う。だから伝わらないし、動かない——それは相手のせいでも、自分のせいでもなかった。
本書は、その違いに気づくことで、本当の相手を見られるようになるための本だ。うまくいかなかった自分を諦めなくていいと気づく本でもある。そして、うまくいっているように見えても知らないうちに自分に負荷をかけている人、「自分らしく」と言われても本来の自分が何かわからない人へ——ありのままの自分に戻るための入口でもある。
ビジネス書の形をとりながら、読み終えた人が「自分のことだった」と感じる一冊。
企画意図・趣旨
動かないのか、動けないのか——営業15年、この疑問を抱えてきた。何度説明しても前に進まない。熱心に関わっても、なぜか届かない。やる気がないわけでもないのに、動けない人がいる。
なぜそうなるのか。答えはシンプルだった。人によって、何を大切にしているか、何に敏感かが違う。だから動ける条件が違うし、必要な関わり方も違う。その答えを探す過程でDISCやMBTIなど複数の診断ツールを試した。しかし現場で活かすには難しさがあった。既存の診断ツールは自己回答式だからこそ得られる気づきがある。しかし本人が認識していない反応や、実際の対人場面で現れる反応までは拾いにくい場合がある。その結果を元に関わろうとしても、目の前の人には届かないことが起きる——それがずっと引っかかっていた。
「目は口ほどに物を言う」「肌で感じる」——日本語にはもともと外観から人を読む知恵が埋め込まれている。本書が提唱する「肌思考設計」はその感覚を体系化した視点だ。外観から仮説を立て、行動や言葉から思考傾向を分類する。実践と検証を重ね、タイプ別の反応には確かな手応えを得ている。この視点にたどり着くまでには、遠回りがあった。その一つが、自己理解だった。
自己理解が、一度私を壊した。でもその壊れた先に、肌思考設計が生まれた。「自分を見誤っていたから、相手も見誤っていた」——この気づきが本書の核心だ。
かつての私のように、うまくいかない自分に絶望している人、自己理解をしても満たされない人、人との関わりに疲れながらも諦めたくない人がいる。本書は、そんな人の希望になればと願って作成した。
読者層
主要ターゲット:人を動かす立場にいるのに、人が分からず苦労してきた30代後半〜50代
・営業・管理職・経営者・個人事業主など、他者との関わりが避けられない立場にある人
・診断ツールを試したが現場で使えなかった経験を持つ人
・うまくいっているように見えても、知らないうちに自分に負荷をかけている人
副次ターゲット(展開):夫婦・親子・パートナーシップなど、人間関係全般に悩む人。コーチ・コンサルタント・人材育成に関わる専門職
類書
・『世界にバカは4人いる』トーマス・エリクソン(フォレスト出版)
・『ザ・メンタルモデル』由佐美加子・天外伺朗(内外出版社)
・『自分を好きになれない君へ』野口嘉則(小学館)
・『1on1ミーティング』本間浩輔(ダイヤモンド社)
類似書との相違点
既存書はタイプ分類や強みの発見、あるいはコミュニケーション技術を目的とする。本書の差別化は以下の通りだ。
【既存ツールの限界】
既存の診断ツールは、自己回答式だからこそ得られる気づきがある。しかし一方で、本人自身が認識していない反応や、対人場面で実際に現れる反応までは拾いにくい場合がある。環境が変わるとタイプが変わることもある。自己理解の入口としては有効だが、今この瞬間の目の前の人に届けるには、別の視点が必要だ。
【肌思考設計の独自性】
肌思考設計は、顔を見て性格を断定するものではない。外観(顔つき・表情・声・動き)から仮説を立て、会話で照らし合わせ、修正していく——この「観察→仮説→会話→修正」というプロセスが核心だ。人は誰でも自分の感覚フィルターを通して相手を見ている。そのフィルターを外し、目の前の人をそのまま見るための視点を提供する。
外から見える反応には二層ある。一つは、本人も気づいていない根の反応(現時点では観察仮説として扱っている)。もう一つは、その反応を受け入れられないがゆえに作り上げた「見せ方」(防御・鎧)。この二層を仮説として見立て、会話で照らし合わせていくことが、肌思考設計の核心だ。
なお、外観(肌質・顔つきなど)と反応・思考傾向の相関性については、現在大学教授と共同で検証中だ。2026年9月3日の日本心理学会での発表が決定しており、以後も研究を重ねブラッシュアップを予定している。
四つの反応パターン(柔肌・艶肌・マット肌・透明肌)は、タイプで人を決めつけるためではなく、その人が動ける条件を探し続けるための仮説の入口として使う。仮説を立て、会話で照らし合わせ、修正していく——この姿勢が既存ツールとの根本的な違いだ。
【4タイプを超える独自の体系】
基本は4タイプ(柔肌・艶肌・マット肌・透明肌)だが、メインとサブの組み合わせにより実際には12タイプまで分類される。4タイプで割り切れない人がいるのは当然で、複数の要素が重なり合っているからだ。
さらに、生まれ持った気質や肌の質感なども観察の参考仮説として活用している。人の反応は複数の要素が重なり合って表れるものであり、それが12タイプという分類につながっている。
特に相反するタイプの組み合わせの場合、二種の反応が牽引し合うことによる独自の行動・思考傾向が生まれることを、セッションの実践から導き出している。この知見は現在も研究・検証を継続しており、本書はその入口となる体系を一般読者に届ける位置づけだ。
この本が売れるためにご自身ができること
【出版前・出版時】
・note(40本以上のビジネス記事・創作大賞応募中)での継続発信と読者獲得
・Instagramリールで出版までの過程を発信し、フォロワーを育てる
・既存講座・セッション受講者への先行案内
・出版記念セミナー・ライブ配信の実施
【出版後の販売展開】
・「あなたが自然に反応するポイント+外観チェック」をnote・Instagramで展開し、書籍への流入を作る
・法人研修先への導入提案(管理職・営業チーム向け)——組織単位での採用により、1冊ずつではなく複数冊を届けられる販路として育てる
・セッション・講座との連携による読者の継続的なフォロー
・のべ300名以上の既存顧客・体験者への直接案内
【将来展開】
・第二弾(夫婦・子育て・パートナーシップ領域)への展開
・顔つき・表情・反応から傾向を見られる診断ツールへの発展を構想中