1オーディション企画書
タイトル
『音の彼方に消えた夢』
サブタイトル
時を超えたメロディーが導く、最後の愛の物語
著者略歴
1971年2月12日生まれ、広島県広島市出身。高校卒業と同時に地元FM局でパーソナリティとしてデビューし、民放各局でテレビリポーターやMCとして活躍。著名ミュージシャンとのインタビューを契機に、26歳でライターに転身。広島、東京、沖縄、大阪で幅広いジャンルの執筆を行い、36歳でハワイに移住。コミュニティカレッジで学びながら広告代理店でのライティング経験を積む。2021年以降は、ライフワークであるビーガン・オーガニックの専門家「そいみん(ペンネーム)」として、ブログやエシカル・サステナブル情報サイトのSEOライターとして活動。現在は、ラジオパーソナリティ、バンド活動のほか、ライティング講師としてセミナーや講座を企画開催。
何のための本か?
人生100年時代といわれる現代社会では、「老いと恋愛」に対する理解や表現が不足しており、多くの人々が自身の老いに対する恐れや恋愛における迷いに直面している。特に、日本には年齢を重ねた後の恋愛に関する情報や物語が少ないため、リアルな感情や悩みが見えにくく、共感を得ることが難しい。この本『音の彼方に消えた夢』は、50代前後の男女が直面する老いと恋愛の複雑な感情をリアルに描き出すことで、読者に深い理解と共感を提供する。老いによる人生の変化や、過去の夢との向き合い方についての具体的な示唆を通じて、同様の悩みを抱える人々に対する支援となる。
企画意図・趣旨
現代社会では、年齢を重ねた後の恋愛に関するニーズが高まっているものの、実際の問題や悩みを扱った作品が不足している。特に、50代前後の人々が直面する恋愛や老いに関するテーマは、一般的な文学やメディアではあまり取り上げられず、そのリアルな感情や複雑な状況が十分に理解されていない。『音の彼方に消えた夢』は、このニーズに応えるべく、現代東京を舞台にした老いと恋愛の物語を描き出す。
本書は、プロミュージシャンの音(オト・53歳・男)と48歳の女性ライターの再会と交流を通じて、年齢に伴う変化や過去の夢との向き合い方、そして恋愛における葛藤を深く掘り下げている。二人のストーリーは、読者に老いと恋愛のリアルな側面を具体的に示すだけでなく、自身の人生や感情に対する理解を深める手助けをする。
また、本書の執筆には、広範なメディア経験とストーリーテリングの技術を駆使しており、読者が共感できるリアルなキャラクターと感動的な物語を提供。現代の読者が直面する「老いと恋愛」というテーマについて、具体的な感情の整理方法を提示することで、多くの人々に心の支えとなることを目指す。社会が抱えるこの問題に対して、感動的かつ実用的な視点を提供する本書は、今こそ出すべき一冊。
読者層
1.50代前後の男女
年齢を重ねた後の恋愛や人生の変化について関心がある人々。自身の人生や感情に対して新たな理解を求めている。
2.ミュージシャンや音楽愛好者
音楽業界やアーティストの人生に興味があり、音楽と人生の交錯に関心がある人々。
3.人生の転機にある人
転職、引退、離婚など、人生の大きな変化に直面している人々で、自分の感情や将来に対する新たな視点を求めている。
4.自己啓発・メンタルヘルスに興味がある人
自分自身の過去の夢や現実に向き合い、感情的なサポートを求める人々。
5.現代文学や感情豊かなストーリーを好む読者
深い人間ドラマや感情的なストーリーに魅力を感じる読者で、感動的な物語を楽しみたい人々。
類書
アンドレ・ジッドの『道徳的な女性』
道徳的な葛藤と年齢に関する考察を含む物語。
エリザベス・ストラウトの『オリヴィア・キトリッジ』
年齢と人間関係の複雑さを描いた短編小説集。
類似書との相違点
アンドレ・ジッド『道徳的な女性』
テーマは、社会的道徳と個人の自由の葛藤。主人公が道徳的な生き方を求めながらも、社会の規範に囚われず、自分自身の本質的な欲望や感情と向き合う様子が描かれている。ジッドの作品は、人間の内面的な矛盾や道徳観の相対性に焦点を当て、道徳という概念が一律でないことを示している。
エリザベス・ストラウト『オリヴィア・キトリッジ』は、人生の複雑さと人間関係の繊細さがテーマ。小さな町で暮らす一人の女性、オリヴィア・キトリッジを中心に、彼女の周囲の人々との関係や個々の人生のエピソードが描かれている。ストラウトは、日常生活の中にある痛みや喜び、変わりゆく人間関係を巧みに描写し、人間の脆さと強さを浮き彫りにしている。オリヴィア自身が魅力的で複雑なキャラクターであり、作品全体に深い共感を呼び起こす。
本企画『音の彼方に消えた夢』は、上記の類書といくつかの重要な相違点を持つことで、独自の優位性を確立している。
【音楽の焦点】
音楽が物語の中心にあり、音楽がもたらす感情や影響を深く掘り下げている。類書の多くは音楽に限定されない広範なテーマを扱っているため、音楽が持つ感情的な力に焦点を当てた点で独自性を持たせた。
【悲劇と再生の対比】
類書が比較的穏やかな結末や希望に焦点を当てることが多いなかで、本企画は「老いと恋愛」という日本ではタブー視されるような強烈なテーマ性、悲劇的な結末とそれに続く再生のプロセスを強調し、感情的なインパクトを与えた。
【キャラクターの複雑さ】
登場人物の内面的な葛藤や音楽との深い関係を詳細に描き、個々のキャラクターが抱える感情や過去との対比を豊かに表現した。
これらの相違点により、本作は音楽と人生の複雑な関係性を深く探求し、読者に対して新たな感情的な体験を提供する点で、既存の類書とは一線を画す。
この本が売れるためにご自身ができること
SNSでの発信と拡散、インターネットラジオでのPR活動、特設ページの設置とミュージシャンによる推薦コメントの掲載およびオファーをいただく