• NO41~50
  • NO042 「とんでる障害者」鶴丸高史(つるまるたかし)

  • NO41~50
  • NO042 「とんでる障害者」鶴丸高史(つるまるたかし)

    1オーディション企画書

    タイトル

    支えられることは弱さじゃない。人はみな支えあって生きている

    サブタイトル

    『障害を資産に!(障害があるからこそ見えた社会の優しさと現実)』

    著者略歴

    1966年東京都生まれ。生後7か月で脳性小児麻痺と診断され、父の地元である鹿児島へ移る。脳性小児麻痺による重度身体障害があり、幼少期より車いすで生活。
    従姉妹の言葉をきっかけに、1年間ごく普通のカトリック幼稚園に通う。そこで現在の価値観である「人はみな同じ」という考えを持つ。
    1980年代から障害者の外出支援や地域活動に参加し、「自分で行き先を選ぶことが自立の第一歩である」という価値観を形成する。
    1991年1月、鹿児島から東京・八王子へ上京し、自立生活を開始。
    以後、福祉現場において
    ・バリアフリーマップ作成
    ・交通行動支援
    ・介助者派遣事業の運営補助
    ・DTP/Web制作/システム開発
    など、IT × 福祉 × 現場運営が交差する領域で実務経験を重ねてきた。
    2008年、既存のシステムによる交通バリア体験をきっかけに、当事者自身が経路情報を作成する新しいナビゲーションシステムを着想。障害者雇用、教育、いじめ、ホームレスの問題にまで踏み込んだこの構想に強い確信を持つ。
    現在は、「当事者が作る当事者の為の乗換案内を含めたナビシステム」の開発を模索中である。
    約60年にわたる障害当事者としての経験に加え、IT・地域活動・福祉現場を横断してきた実務家としての視点を併せ持つことが、本書の特徴である。

    何のための本か?

    この本は、生まれつきの重度障害を持ち、「8歳まで」と言われた一人の人間が、多くの人に支えられながら生き、やがて自分も誰かを支える側になっていった実体験を通して、支えられることは弱さではないということや、支えられても良いんだということを伝えるための本である。
    また本書は、「障害者を見るとかわいそうだと思ってしまう」という無意識の見方に対しても、そうではない現実を伝えたいと考えている。支えは特別な世界の出来事ではなく、誰の人生にもある現実であり、支えられることは恥ではない。
    本書が伝えたいのは、障害の有無に関係なく、人はみな支えられ、同時に誰かを支えて生きているという事実である。

    企画意図・趣旨

    私は、誕生以来60年間、支えられながら生きてきた。
    本書では、鹿児島での幼少期、機能訓練の日々、普通の幼稚園に通った経験、家族や周囲の人との関わり、そして自立生活や社会活動へとつながっていく過程を描く。
    その中で見えてきたのは、障害があるからこそ出会えた人や、そこから生まれた縁が人生を動かしてきたという事実だった。
    上京して自立生活を始めて間もない頃、学生の介助者と母と三人で食事をしていた際、その介助者から「あなたに救われた」と言われたことがある。自分では支えられている側だと思っていただけに、その言葉は強く心に残った。特別なことをした覚えはない。ただ普通に生きていただけでも、知らないうちに誰かを支えていることがあるのだと実感した出来事だった。
    また、日常生活の中で、当事者でなければ分からない現実を数多く経験してきた。例えば、一般には安全だと思われている歩道でも、車いすの視点ではまったく違って見える。狭い歩道に電柱や道路標識が立ち、すれ違う余地がさらに狭くなる場所は少なくない。そこを自転車が高速で通り抜けていく現実の中では、むしろ車道の方が安全だと感じる場面さえある。このような現実は、当事者でなければなかなか想像できない。
    福祉、医療、教育、いじめ、子育てなど多くの分野で議論は専門家によって行われている。しかし、現場を毎日生きている当事者こそが、現実を最も深く知っている専門家である。制度や理論は現実を説明することはできても、現実を生きることはできない。本書は、その当事者の視点から社会を見直す試みでもある。
    本書は、自分の人生を振り返るための記録ではない。これから生きていく誰かが、「支えられることは悪いことではない」と思えるようになるために書いた。
    「支えられる経験は、あなたを弱くしない。むしろ、誰かを支える力に変わる。」
    そう伝えたい。

    読者層

    メイン
    ・「自分は何もできない・支えられる側だ」と感じ、生きづらさや引け目を抱えている当事者
    サブ
    ・福祉・教育・医療の現場に関わる人
    ・生き方や将来に悩む若い世代

    類書

    ・乙武洋匡著『五体不満足』
    ・駒崎弘樹著『完全版 社会を変えるを仕事にする』
    ・ブレイディみかこ著『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』

    類似書との相違点

    ・IT/Web/ナビゲーション開発など、実務家としての視点を併せ持つ点
    ・「支援される側→支援する側」への視点転換を主軸に据えた思想性を持つ点
    ・60年にわたる当事者経験を、現在進行形の視点で描くノンフィクションである点

    この本が売れるためにご自身ができること

    ・NOTE/各種SNSを通じた継続的な情報発信
    ・講演会/トークイベント/読書会の開催
    ・福祉・地域活動ネットワークを活かした口コミによる展開
    ・当事者視点を生かしたインタビュー対応・コラム寄稿など

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