1オーディション企画書
タイトル
「私には価値がない」と思ってしまうあなたへ
サブタイトル
当事者×支援者が伝える、性と自己価値の話
著者略歴
福島県生まれ。幼少期に重度熱傷を負い、皮膚移植手術を十回以上経験する。また、受傷して間もなく幼いきょうだいを亡くすという大きな喪失体験を重ね、生と死、自身の身体と向き合う原体験をもつ。その経験から看護の道を志し、看護系大学に進学。看護師・保健師資格を取得。
卒業後は行政保健師として勤務したのち、母子保健学を専門的に学ぶため、看護系大学大学院看護学研究科を修了。再び行政保健師として母子保健・思春期保健・高齢者福祉・精神保健などの分野に二十年従事し、虐待や不適切な養育環境にある子どもと家庭の支援に長年携わってきた。
著者は支援者であると同時に、子どもの頃の体験を背景に生きづらさを抱え続けてきた当事者でもある。支援の現場で得た気づきと当事者としての体験を言語化することで、痛みを抱えた経験を持つ多くの人が、その経験を「傷」として捉えるのではなく「生きる力」へと変えていけることを願っている。
何のための本か?
本書は、子どもの頃の体験による心の痛みを抱えたまま大人になり、自分の体や感情、女性としての自己価値を疑いながら生きてきた女性が、「それでも、生きている自分」を受け止め直すための一冊である。
著者自身の体験と支援現場での気づきを通して、女性たちがみずからの体や心の痛みと向き合いながら、生きづらさを「克服する」のではなく、自分の体験に意味を見出していく視点を提示する。本書が、読者にとって自分の人生を肯定しなおすきっかけとなることを目指す。
企画意図・趣旨
子どもの頃の体験を背景に、大人になってからも生きづらさや自己否定感を抱え続けている人は少なくない。「前向きになれば変われる」といった言葉に傷つき、「変われない自分」を責めてしまう人もいる。
著者が支援者として多くの人の人生に触れるなかで見えてきたのは、苦しさの正体がわからないまま、心身の不調を抱えて生きている人が多いという現状である。近年では、とりわけ子どもの自死の増加は深刻な社会問題となっている。
自身も、子どもの頃に大きな喪失体験を持つ当事者であり、支援を通して子どもの痛みに立ち会う中で、自分自身の痛みとも向き合ってきた。
本書では、子どもの頃の体験が自己イメージだけでなく、自分の身体や「女性として生きること」への感覚にどのような影響を与えてきたのかを分かりやすく言葉にしていく。結婚や出産への不安など、著者自身が抱えてきた葛藤にも触れながら、その経験を単なる傷ではなく、自らを形づくってきた大切な出来事として受け止め直す視点を提示する。
読者層
本書は、主に子どもの頃の体験による心の痛みを抱えたまま大人になり、生きづらさや自己否定感を感じている女性を対象とする。特に、自分の身体や「女性として生きること」に違和感や葛藤を抱えてきた人に向けた内容である。なお、体と心の変化を迎える思春期にある若年層にも、自分自身を大切にする視点を届けたいと考えている。
類書
・メグ・アロール著 野中香方子訳『なぜか「なんとなく生きづらい」の正体』河出書房新社 2024
・池川 明著『感じるところから始める 女性のセルフケア』KADOKAWA 2023
類似書との相違点
『なぜか「なんとなく生きづらい」の正体』は、毎日なんとなくしんどい気持ちの原因を、心のしくみからわかりやすく説明し、読者が自分の「見えない痛み」に気づき、回復に向かうためのヒントやワークを提案している。
また、『感じるところから始める 女性のセルフケア』は、体の感覚に意識を向けることで、自分をいたわり、心と体をゆるめていく大切さを伝えている。
しかし、「生きづらさ」や「自己肯定感」などに関する分野の本の多くは、考え方を変えることやセルフケアの方法を中心に、生きづらさへの向き合い方を示している。本書はそこから一歩進み、女性が「性」や「愛されること」と自分の価値を結びつけてしまう苦しさに焦点を当て、幼いころの体験や体の感覚と結びつけながら、ていねいに考えていく。
生きづらさを「克服する」ものとして扱うのではなく、「それでも生きてきた自分」を受け止め、自分の人生に意味を見出していく視点を大切にしている点に、本書の独自性がある。心と体の両面から、読者が自分自身をやさしく理解し、肯定し直すきっかけとなる一冊を目指す。
この本が売れるためにご自身ができること
本書のテーマである「生きづらさ」「性」「自己価値」について、当事者としての体験と支援者としての視点を発信する場を、SNSや文章媒体を通じて継続的に育てていく。
具体的には、現在FacebookアカウントおよびInstagramにて発信を行っており、今後は本書のテーマに沿った内容を中心に、体験談や気づき、日常の中で感じたことを丁寧に言語化し、読者との信頼関係づくりを進めていく。
また、知人が運営するオープンチャットや、現在受講中の自己啓発講座のグループLINEなど、すでにつながりのあるコミュニティにおいても、自己開示を通じて本書のテーマへの共感層を育て、出版時には応援や拡散の協力をお願いしていきたいと考えている。
さらに、本書の内容と連動した形でnoteでの連載を開始し、子どもの頃の体験や女性としての葛藤、自己価値への気づきを綴ることで、書籍の世界観を事前に届けていく。
SNS・note・コミュニティという複数の接点を活用し、出版前から読者との関係性を育てることで、書籍の認知拡大と継続的な読者形成に取り組む。