1オーディション企画書
タイトル
事例から学ぶ高校生のための「探究」の教科書 みんなのギモン編
サブタイトル
あなたの「やりたいこと」がきっと見つかる
【特徴】
・「総合型選抜」に使えます。
・自分の才能が見つかります。
・自分軸を鍛えることができます。
著者略歴
・某県立高等学校 再任用教諭
・教員免許は、工業、商業、情報、数学、理科、公民、国語および英語の8教科を持っています。各教科の見方・考え方を日々の授業に反映させています。
・CQ出版社様 Webサイト(CQゼミ)でブログ記事:『三毛猫先生の「探究活動」日誌を連載中。
URL:https://cqsemi.net/category/aoharu/quest/
ここでは、実際に生徒と取り組んだ探究活動を「打ち上げ花火」的に紹介しています。
・Note:書籍のプロトタイプ(試作品)を2つ「マガジン」にまとめて公開しています。これらをベースに書籍にできたらと考えています。
URL:https://note.com/limber_sedum7902/all
・YouTube:「探究」のために準備した教材をアップしています。
URL:https://www.youtube.com/@%E3%83%86%E3%83%A9%E3%82%AA%E3%82%AB%E9%9B%BB%E5%AD%90
2025年2月時点で、260以上のコンテンツをアップしています。
直近では、「人は数字の特徴をどのように認識しているのか?」という問いを、AIに手書き数字を学習させて、その潜在変数(AIのネットワーク回路の値)を可視化するという「探究」の教材をアップしました。9種類のAIモデルの教材を作っています。以下は、その内の一つです。ご興味がありましたら、ご視聴ください。
URL: https://youtu.be/uhAGl9thHOM?si=WaJYr24qaPJMycJF
何のための本か?
本書は、高校生の皆さんが、初めて「探究」を始める際の「教科書」になることを目的に書きました。
ここでは、私が勤務校で生徒と取り組んだ実際の事例を使って「探究」の流れを説明しています。どうして、事例を中心に書いているのかというと、一見、整理されたポイントを読んで理解する方が、効率的な気がしますが、初めて「探究」に取り組むような「探究」のイメージがまだ固まっていない生徒の場合には、ポイントから入るよりも、事例から「探究」のイメージを掴んだ方が、よりスムーズに理解できると考えたからです。
本書は、高校生の皆さんが「探究」の入り口で迷わず、「探究」の森に勇気をもって入っていけるものになることを目指しました。また、事例から生徒の活動の様子も分かりますので、「探究」を指導される先生方にも、役立つ内容になっています。
企画意図・趣旨
本書の構成を簡単に説明します。
第1部では、「あなたの「やりたいこと」がきっと見つかる探究学習」ということで、事例を10以上紹介します。これらの事例は、全て、筆者が勤務していた高校の3年生に実際に取り組んでもらったものです。教科「情報」で扱うAIに関する事例が多いですが、電子工作や数理モデル、機構設計もあり、AIに興味がないという方でも楽しく読んでもらえる内容になっています。
続いて、第2部では、「探究をやってみよう」ということで、高校生の皆さんが実際に取り組める筆者のオリジナルの教材を紹介します。例えば、「おせち料理の材料の組合せの最適解」を求める教材です。
ここでは、計算方法として、エクセルのソルバー機能、PythonライブラリのPuLP(パルプ)、そして量子アニーリングマシンを使う3つの教材を準備しました。なお、これらの教材は、私のGitHubのレポジトリからプログラムをダウンロードして、ご自身のパソコンで動かすことができます。
続いて、第3部では、「探究を指導される先生方へ」ということで、私が放送大学の情報教育ゼミで提出した論文を掲載します。ここでは、私が「探究」をどのような意図で設計し指導したのか、そして、その教育的評価はどうだったのかをまとめています。
また、高校では、「探究」を実社会に直結したものにしたり、アカデミックな内容にしたりするため、企業や大学との連携がよく行われています。そこで、「企業と連携する探究学習はどのようなものが良いか?」についての私の意見をまとめました。先生方の参考になればと考えています。
読者層
[1]とりあえず探究学習のイメージを掴みたい高校生
本書では、私が勤務していた高校で実際に指導した事例を紹介しています。具体的には、10以上の探究学習の事例と、探究学習の教材を紹介しています。読者は、まるでハリーポッターの映画を見ているかのように探究学習を疑似体験できます。
[2]とりあえず探究学習を始めたい高校生
事例から探究学習のイメージが掴めるので、探究学習の「規模感」も把握できるようになります。そうなれば、自分のテーマを設定して、その計画も作ることができます。また、事例では、探究活動の舞台裏も紹介していますので、トラブルの回避についてのヒントも得られます。本書を読めば、「探究」の敷居は低くなります。後は、各自の「行動」だけです。
[3]探究の「心構え」を学びたい高校生
本書では、事例を基に「探究」の流れを解説しています。「探究」の具体的に何をすれば良いかが掴めるので、「探究」に対する「心配事」が無くなると考えています。探究学習の事前準備として、入門的な書籍になっています。
[4]自分のオリジナルなテーマで「探究」を指導したい先生方
指導する先生方が、「探究」テーマを具体的にどのように設定したらよいか、本書の事例は参考になると考えます。また、探究活動を運営する際に起こる、学習指導とは無関係な困難さもエピソードとして書いていますので、こちらも参考になると思います。きっと、気持ちが楽になります。
類書
探究学習を学ぶには、「実践」だけでなく「理論」も学ぶ必要があります。
本書では、「理論」については、あまり触れておりませんので、他の専門書で勉強されることをお勧めします。私の独断と偏見ですが、探究の「理論」を学べる参考図書を以下に紹介します。
・酒井聡樹:『これから研究を始める高校生と指導教員のために』共立出版株式会社
・登本洋子他:『改訂版 学びの技 14歳からの探究・論文・プレゼンテーション』玉川大学出版部
・岡本尚也:『課題研究メソッド』啓林館
・戸田山和久:『新版 論文の教室 レポートから卒論まで』NHK出版
・佐藤浩章:『高校教員のための探究学習入門』ナカニシア出版
類似書との相違点
大学の先生が探究学習の理論や方法を解説した書籍(ワークブック含む)は、すでに多く出版されていますので、あえて私のような普通?の教員が本を書くまでもないのですが、ただ、実際にどのような探究学習が、どうやって実施されているのか、また、その舞台裏はどうなっているのかの「事例」を紹介した本は、あまり世の中にないと思いました。
そこで、本書では、多くの事例を使って探究学習のポイントを解説していきます。取り上げた事例は、全て私が勤務した高校で実際に生徒に取り組んでもらった探究学習です。多くの事例に触れることで、探究学習のイメージを掴んでもらうことを狙っています。
正直なところ、これらの事例を「優れた」、「模範的な」、「完璧な」探究学習だと紹介する自信はないのですが、高校生の皆さんが、紹介する事例から「探究学習なんてこれくらいでいいんだ」と思ってくれたり、「面白いことを思いついたので、真似して探究をやってみよう」と行動に移してくれたりしてもらうことを期待しています。また、指導する先生方の参考にもなると考えています。
この本が売れるためにご自身ができること
Noteにて、書籍のプロトタイプ(試作品)を2つ「マガジン」にまとめて公開しています。御覧いただき「書籍で欲しい」と賛同して頂けましたら、応援よろしくお願いします。
また、書籍化できた場合、売り上げに伴う私の収益は、全て慈善団体に寄付をします。