1オーディション企画書
タイトル
“愛される”システムエンジニアになる方法
サブタイトル
~お客様に信頼され、愛されるシステムエンジニアになるコミュニケーション法とは?~
著者略歴
生田 隆一郎
高度情報処理技術者。(基本情報処理技術者、プロジェクトマネジメント技術者)
文系の大学卒業後、シンクタンクに入社し当時のワープロすら使ったことのない新人がプログラマーとして3年、その3年間SEとして、合計6年間、社会保険組合の約200社のシステム開発、保守運用を担当。その後外資系のドイツの業務統合パッケージシステム会社、日本のメーカー系製造業のシステム部門にて、約20年間、業務系システムの営業、提案から、受託した開発、プロジェクトマネジメント、運用まですべての職種を高度情報処理技術者として担当。
その後、親族の業務用ユニフォームの会社(株式会社ナイスユニ)の経営引き継ぐことになり、2012年より社長として会社を運営し、2025年現在に至る。
SE、システムコンサルだった会社員時代は受注側、現在では発注側と双方の立場を経験。両者の要望や不満などを理解しており、特にシステム開発におけるコミュニケーションについてのアドバイスを求められることも多い。
SE経験者であり、現在はシステムの発注者、制服スタイリスト。
何のための本か?
本書は、今後もビジネスでは欠かせないIT人材であるシステムエンジニアが、クライアントの経営者からも、現場からも求められるよきITパートナーとなり、IT業界で成功するための、コミュニケーション力を身に着ける実践本です。
どの業種においてもコミュニケーション力は必要ですが、この本は特にシステムエンジニアに必要なコミュニケーションにフォーカスし、システムエンジニアのためのコミュニケーション力、伝える力を明確にして、それを身に着けるヒントを多く盛り込んでいます。
受注側のシステムエンジニア経験もあり、現在は発注者でもある著者が、受発注両サイドの視点で現在の基幹業務システム、Web開発でどのような課題、問題点、不満点があり、どのようなITパートナー(システムエンジニア)が求められているかを説明します。
どのようにコミュニケーション力を磨けば愛されるシステムエンジニアになり、ご指名で開発依頼が継続して入り、昇進、収入アップするかのヒントをお伝えします。
システムエンジニアの仕事は華やかに見えて、取り組み方によってはきつい、つらい仕事になりがちです。しかし、この本を読んで取り組みを変えていただければ、発注者から信用、感謝が増え、社内の評価もアップし、昇進、昇給、そして承認欲求が高い位置で常に満たされ、充実した人生が送れる可能性が上がります。
現在は発注者側の著者が、過去にSEとして働いたことを思い返した時に、あの時こういう取り組みをしていればよかったという経験から知り得た、必要とされるコミュニケーション力についての内容が、1つでも読者の役に立てればと思い書いた本です。
企画意図・趣旨
システムエンジニアは一般的に発注元に好印象をもたれることは少ないです。それは業務システムや、WEBサイトは経営者の要件で新規構築、改修が行われ、業務が変わることを現場は望まないからです。本来経営者がシステムの開発、改修の目的や意義を現場に説明して納得させることが必要ですが、ほとんどのシステム開発プロジェクトではそれがされていません。
そんなアウェイな客先でシステム開発を担当するシステムエンジニアの仕事は想像以上にハードです。ただただ決まった要件をシステム化する目先のタスクに追われます。近年、システムトラブルが頻繁に発生していますが、表面化しているのは大きな問題だけで、実際には不具合の多いソフトウェアが作られている。
その原因は実はコミュニケーション不足によるものがほとんどです。IT技術があることは必要条件ではありますが、それだけでは十分ではない。会社の個々に異なるシステム要件を正しく質問し、理解し、確認するというコミュニケーションを行わないと、無駄なシステム開発をして、企業経営に大きなダメージを与えることになる。某一次産業団体の業務管理システム改修費用が経営危機を招いた例がその一例です。
開発の目的がわからないまま、時間に追われ、なぜこんなシステムを作っているのかわからないまま、徹夜も続く仕事が続き、システムエンジニアは、業務をこなせず引きこもり、会社を辞める人も後を絶たない。著者もそれに近い状況を経験している。
今後益々必要な人材となるシステムエンジニアが自己実現を達成して成長し続けていけるには何をどう取り組めばいいのか。それは、やはりコミュニケーション力です。
時折、当時システムエンジニア時代の私自身を振り返りますが、開発を依頼する発注者も経験した今では、あの時のコミュニケーション力の稚拙さを恥ずかしいほどに感じます。
実際のプログラマー、SEなどシステム開発の受託側の経験(失敗談など)、現在、基幹システムや、ホームページ、ECサイト開発の発注する立場から、またこの人にシステム開発をお願いしたいなと思えるシステムエンジニア像と、そんなシステムエンジニアになるためのポイントについて少しでもヒントとして活用してもらい、開発を依頼されるユーザーに数多く愛され、任され、充実した世の中の役に立つシステムエンジニアが多く輩出されることに役立つような構成にしている。
また、会話力、伝える力、話し方などのコミュニケーション系の書籍は多いが、この本は、システムエンジニアが必要な会話力、対話力はどのようなものか、そしてそれを身に着ける方法としてどのような手法があるのかを、理解し、実践することができるようにしている。そしてこの本の特徴は、コミュニケーション力をつける方法はちょっとした意識で変えられる内容であり、決して難しい内容ではないということです。
近年、AIで仕事がなくなってしまうのか不安に思っているシステムエンジニアも多いが、そんな中でも、生き残っていけるシステムエンジニアになるにはどのような素養が必要なのかについても最後に説明している。
読者層
・IT業界で活躍を夢見る社会人1、2年目のプログラマー
・IT業界でこれからの部下の育成に悩むシステムエンジニア、管理者層
・IT業界での現フリーランス、または、IT企業を起業するエンジニア
・AIで仕事がなくなってしまうのか不安に思っているシステムエンジニア
類書
・最強のエンジニアになるための 話し方の教科書 亀山 雅司 (著) マネジメント社
・話し方の戦略 「結果を出せる人」が身につけている一生ものの思考と技術 千葉 佳織 (著) プレジデント社
・人は話し方が9割 – 永松 茂久 (著) すばる舎
・超コミュ力 – 田村 淳 (著) すばる舎
・結局、どうしたら伝わるのか? 脳科学者 西 剛志(著) 株式会社アスコム
類似書との相違点
・著者がシステムエンジニア時代の実際の失敗談をふんだんに書いてあり、その失敗談をシステム発注する立場からの改善点が記載してあり、このような改善ポイント(愛されるポイント)はシステムエンジニアなら聞いてみたくなる内容で、類書にはない内容である。
・コミュニケーション、伝え方の本は多いが、システムエンジニアに特化したコミュニケーションである点が類書と異なる。
・脳科学的な難しい内容は少なく、愛されるシステムエンジニアになる方法として、誰にでもわかりやすく、すぐに実行できる内容が多くて読みやすく、何度でも読み返して活用できる構成である点が類書とは異なる。
この本が売れるためにご自身ができること
・自身のSNS(Facebook、Instagram)での情報発信
・SE時代の、複数の過去の所属会社(一部上場企業、外資系パッケージ企業)への社内
報による書籍営業、過去の上司や部下とその知人への購入依頼。また、発注側顧客会社
への書籍営業。
・過去所属会社での、書籍内容での公演会実施による販売
・複数ビジネス交流会・セミナーを活用し、リアルな場での販売促進
・自社ホームページ、ECサイトでのブログやメルマガでの書籍紹介記事掲載
・所属商工会議所、中小企業イベント型起業のオンライン講座を開催し、本と連動した販売戦略を展開
・書店に出向き、情報処理試験のコーナーにこの本を置いてもらうように営業する。